スタートアップ向けITインフラはずばり Cloudflare + Akamai Cloud
とある縁で、新規事業のシステム開発・運用をお手伝いすることになったので最適なインフラ構成を調べた。
前提条件
インフラコストは抑えたい
前提として、お手伝いする先はこれから事業を立ち上げるので、システム構築・運用にかかるコストは極力抑えたい。
一方で、将来大きくなってシステムにかかる負荷が上がってもスムーズにシステム増強できるインフラが望ましい。
AWS、Azure、GCPはお高いので今回は却下。低価格でマネージドDBが使えて、セキュリティもそれなりに固い構成を考える。
サービス構成は Rails + PostgreSQL
アプリケーションはRailsを使う。
データベースはPostgreSQLだけど、ビジネス用途なのでマネージドサービスでやる。
構成
フロントは Cloudflare
サービスのフロントにはCloudflareを採用する。
ドメイン取得に年間数千円程度の料金がかかるけど、それ以外のR2やCDN、WAFは今考えてる規模なら無料で使える。
IaaSはAkamaiが良さそう
当初はDigitalOceanを考えてたけど、DigitalOceanは日本リージョンがなく、一番近いのはシンガポール。
Webサービスで速度は重要だし、ちょっと調べたらCDNで有名なAkamaiが低価格なIaaSサービスを提供していた。
もとはLinodeというIaaSだったものをAkamaiが買収したらしい。
コンピューティングの価格はこんな感じ。お安い
当面は2GBモデルでいいかな。
マネージド PostgreSQLサービスの価格はこんな感じ
これも当面は2GBプランでいいかな。
VPCはタダらしい。助かる。
CDNやオブジェクトストレージはAkamaiじゃなくてCloudflareを使う。無料で使えるから。
選択リージョンは jp-tyo-3
Akamaiには3つの日本リージョンがあるけど、特にこだわりが無ければ jp-tyo-3 がよさそう。
ap-northeast も東京だけど、こっちは古いらしい。
VPCやPremium CPU Instance が使えるのは jp-tyo-3 なのでこっちのほうがいい。
大阪(osa-3)もあって、違いはこんな感じ
| 項目 | 東京 | 大阪 |
|---|---|---|
| 選ぶリージョン | Tokyo Expansion jp-tyo-3 |
Osaka jp-osa |
| リージョン種別 | Core Compute | Core Compute |
| 新規デプロイ | Full availability | Full availability |
| VM・共有CPU | 対応 | 対応 |
| Managed PostgreSQL | 対応 | 対応 |
| VPC | 対応・無料 | 対応・無料 |
| Cloud Firewall | 対応 | 対応 |
| Block Storage・Backup | 対応 | 対応 |
| Object Storage | 新世代E3・通常提供 | 旧世代E1・Limited Availability |
| ハードウェア | 比較的新しい | 通常のCore Region |
Object Storageには明確な差がある
画像、添付ファイル、バックアップなどをObject Storageへ置く場合は、現状では東京のほうが有利です。
東京3:標準のE3エンドポイント
大阪:旧世代のE1エンドポイントでLimited Availability
Akamaiは、E2/E3を最新の標準エンドポイントとしており、新機能や性能改善は基本的にE2/E3へ導入すると説明しています。大阪のObject Storageは利用にサポート申請が必要になる可能性があります。
けどまあオブジェクトストレージを使わない( or Cloudflare R2など別サービスを使う)のであればどっちでもよさそうです。
月額料金は7千円
ドメイン料金を別にすると
| リソース | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 2GB Compute Instance | $12 | $144 |
| Managed PostgreSQL 2GB・1ノード | $32 | $384 |
| 合計 | $44 | $528 |
月額:約7,142円
年額:約85,706円
です。1万円切るし、まあ良いんじゃないでしょうか。
あとは使ってみて安定感とかバックアップとかどんな感じかなってところですね。
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